【子連れ宿泊記】定山渓温泉 花もみじ「ここのえ」宿泊レビュー|ラウンジ・温泉・食事を本音で紹介

※当記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

ナガタニ

北海道、行くぞー!

家族3人で、北海道旅行に行くことになりました。

初日はあまり予定を詰め込まず、ゆっくり過ごしたい。
せっかく北海道まで行くなら、ちょっと奮発して温泉宿に泊まりたい。

そんな気持ちで宿を探していたところ、札幌から1時間ほどの場所に「定山渓温泉」という温泉街があることを知りました。

首都圏でいうところの、箱根温泉に近いイメージでしょうか。
札幌市内から行ける“奥座敷”的な温泉地です。

今回はその定山渓温泉の中でも、「花もみじ」という宿に1泊してきました。

結果から言うと、満足度はかなり高かったです。
というか、1泊ではまったく時間が足りませんでした。

ラウンジ、温泉、サウナ、食事、客室。
どれも想像以上に良くて、「これはもう一度泊まりたい」と素直に思える宿でした。

この記事では、3歳の子ども連れで実際に宿泊した目線から、
定山渓温泉 花もみじ「ここのえ」プランの宿泊レビューを紹介します。

花もみじ 外観
目次

花もみじはこんな人におすすめ

定山渓温泉 花もみじは、1897年創業の老舗旅館「鹿の湯」の別館として、1992年に開業した宿です。

本館である鹿の湯の歴史や温泉の魅力を感じつつ、花もみじ側は比較的新しく、落ち着いた雰囲気の宿泊棟という印象でした。

さらに近年は、特別フロアもリニューアルされています。

2022年に「urara」、2024年に「ここのえ」がリニューアルオープン。
これらのフロアは、それぞれのプラン宿泊者限定のエリアになっていて、専用ラウンジなどのサービスが利用できます。

今回、私が宿泊したのは「ここのえ」プランです。

ここのえフロア ロビー

定山渓温泉 花もみじは、特にこんな人におすすめです。

・温泉宿でゆっくり過ごしたい人
・サウナが好きな人
・天然水の水風呂を楽しみたい人
・ラウンジでお酒や軽食を楽しみたい人
・子連れで気兼ねなく温泉に入りたい人
・カップル、夫婦旅行で少し贅沢したい人

貸切温泉も3か所あるため、子連れでもかなり利用しやすい宿でした。
大浴場に子どもを連れて行くのが少し不安な場合でも、貸切風呂があるだけで安心感が違います。

一方で、観光をメインにしてあちこち動き回りたい人は、札幌市街地のホテルに泊まった方が動きやすいと思います。

定山渓は札幌市街地からバスで約1時間。
時間帯によっては道路も混みますし、札幌市内観光の拠点としては少し不向きです。

また、定山渓温泉の周辺に観光スポットが大量にある、という感じでもありません。

どちらかというと、

「今日はもう宿に入ったら、温泉と食事とラウンジを楽しむ」
「観光よりも、宿でゆっくり過ごしたい」

という人に向いている宿だと思います。

花もみじは、観光の拠点というより「宿そのものを楽しむ」タイプの温泉宿です。
1泊でも楽しめますが、温泉・サウナ・ラウンジを満喫するなら、正直2泊したいくらいでした。

実際に泊まる場合は、宿泊日やプランによって料金がかなり変わります。

特に今回利用した「ここのえ」プランのような特別フロアは、日程によって空室状況も変わるため、気になる方は早めに確認しておくのがおすすめです。

花もみじへのアクセス

花もみじがある定山渓温泉エリアは、札幌市街地から車で約1時間ほどの場所にあります。

北海道の玄関口である新千歳空港から、定山渓温泉へそのまま行ければ便利なのですが、宿泊時点では新千歳空港から定山渓温泉への直行便は休止中でした。

そのため、基本的には一度札幌駅まで移動し、そこから定山渓温泉を目指す流れになります。

札幌駅から無料送迎バスがある

札幌駅からであれば、本館「鹿の湯」と「花もみじ」の宿泊者が利用できる無料送迎バスがあります。

チェックインやチェックアウトの時間に合わせて運行しているので、時間が合えばかなり便利です。

ただし、無料送迎バスは事前予約制です。
席が埋まってしまう可能性もあるため、部屋を予約したら、あわせて送迎バスも早めに予約しておくのがおすすめです。

私は行きは旅程の都合で路線バスを利用し、帰りはホテルから札幌駅までの無料送迎バスを利用しました。

帰りにホテルから札幌駅まで直通で送ってもらえるのは、かなりありがたかったです。

路線バスでも定山渓温泉へ行ける

時間に縛られず旅程を組みたい場合は、札幌駅から定山渓温泉エリアまで、直通の路線バスもあります。

本数はおおむね1時間に1本ほど。
ただし、前日までの予約制になっている便もあるため、出発前に確認しておくと安心です。

空きがあれば当日乗ることもできるようですが、チェックイン時間に合わせたバスは、平日でも満席でした。

特に15時チェックインに合わせて定山渓へ向かう便は利用者が多い印象です。
私はその1本後、16時ごろに到着する便を利用したため、平日ということもあり比較的空いていました。

定山渓温泉方面のバスは、時期や工事状況によって停車場所が変わる場合があります。
宿泊前に、花もみじ公式サイトやバス会社の案内で最新情報を確認しておくのがおすすめです。

路線バスは基本的に、定山渓エリアの各宿泊地付近にあるバス停をぐるりと回ります。
そのため、宿泊するホテルの最寄りバス停を事前に調べておくと安心です。

私が宿泊したタイミングでは、ロードヒーティング工事の影響で、
路線バスが定山渓温泉エリア内に立ち入らない運用になっていました。

そのため「白糸の滝」または「定山渓神社前」のバス停で降りる必要がありました。
花もみじの場合は、定山渓神社前のバス停が近かったです。

そこから宿まではマイクロバスで送迎していただけました。
このあたりは時期によって変わる可能性があるため、事前に宿へ問い合わせておくと間違いないと思います。

今回宿泊したプラン

今回、私が宿泊したのは「ここのえ」プランです。

2024年にリニューアルオープンした、9階の「Relaxing Floor ここのえ」にある客室に泊まるプランでした。

「ここのえ」は、宿での滞在時間を豊かにする9つの“嗜み”をテーマにした特別フロアです。

公式サイトでは、

・眠る
・香る
・浴びる
・潤す
・映す
・奏でる
・点てる
・酔う
・興ずる

という9つの要素が紹介されています。

客室に温泉風呂を作るのではなく、鹿の湯を含む3つの大浴場や本格サウナ、貸切湯を楽しんでもらう。
その代わりに、客室やフロア内のラウンジで、滞在そのものを楽しめるようにしたプラン、という印象でした。

個人的には、大浴場が充実している温泉宿であれば、部屋のお風呂はシャワーブースで十分です。
その分、部屋が広く快適になる方がうれしいです。

そして何より、この「ここのえ」プラン最大の魅力は、9階宿泊者限定の専用ラウンジが使えることでした。

ここのえフロア宿泊者のみが利用できるラウンジ

今回宿泊した「ここのえ」プランは、通常客室とは少し違う特別フロアのプランです。

花もみじはプランによって利用できるサービスや食事内容が変わるため、予約前に「どのプランで泊まるか」はしっかり見ておいた方が良いと思います。

特にラウンジを楽しみたい方は、対象プランかどうかを確認しておくのがおすすめです。

ラウンジが最高だった

「ここのえ」プランで一番テンションが上がったのが、宿泊者専用の「ここのえラウンジ」です。

同じ9階に宿泊している人だけが利用できるラウンジで、部屋のカードキーをかざすと入室できます。

入ってすぐに感じたのは、高級感。
落ち着いた照明、ゆったりした空間、きれいに並べられたドリンクやお菓子。

これはもう、入った瞬間に「勝ち」です。

ラウンジには本、お酒、ソフトドリンクなどが並べられています

アルコールもソフトドリンクも無料

ラウンジに入って左手には冷蔵庫があり、アルコールやソフトドリンクが並べられています。

私が訪れた際は、缶ビールはサッポロクラシックでした。

北海道に来た感、ありますね。
これだけでちょっとテンションが上がります。

さらに、各種リキュールやシロップも並んでいて、自分でカクテルを作ることもできます。

ラウンジ中央のテーブルには、カクテルレシピの冊子も置かれていました。
こういうのを見ると、普段そこまでカクテルを作らない人間でも、ちょっと作ってみたくなります。

自分自身で好きなカクテルが作れます!

今回私は、サッポロクラシックを贅沢に使ったシャンディガフを作りました。

ジンジャーエールも、普通のペットボトルではありません。
クラフトジンジャーのシロップと炭酸水で、自分で作るスタイルです。

濃厚な生姜の香りが楽しめますし、分量を自分で決められるので、好みの味にできるのも良かったです。

正直、これだけで2杯、3杯といきたかったです。

ただ、子どももいるため1杯で中断。

ナガタニ

子連れ旅行は、飲み放題でも飲み放題にならない・・・

おつまみやお菓子も楽しい

ラウンジには、おつまみやお菓子も用意されています。

おしゃれなガラス瓶に入ったお菓子を、自分でお皿に盛りつける楽しみ。
これが地味に良いです。

じゃがりこも、こうもオシャレになるものか、と。笑

金平糖の色合いもきれいで、久しぶりに食べたらその甘さにちょっと感動しました。
子どもも喜んで食べていました。

ナッツ、金平糖、じゃがりこなどの軽食

ただし、子どもにとっては夢のような空間です。

お菓子がある。
ジュースがある。
しかも自由に取れる。

親の制御の見せどころです。
どこまでも甘やかすと、大変なことになります。

抹茶立て体験もできる

このラウンジの目玉のひとつが、抹茶立て体験だと思います。

茶釜や茶器が用意されていて、自分で抹茶を点てることができます。

私はやりませんでした。
こういう体験に興味が薄いおじさんなので……。

ただ、海外から来た方にはかなり喜ばれそうですし、子どもがもう少し大きければ、一緒にやってみても良かったかもしれません。

こういう「ただ飲むだけではない体験」がラウンジ内にあるのは、かなり印象に残りました。

私は体験しませんでした!

本やボードゲームもあり、部屋への持ち込みもできる

ラウンジの棚には、本やボードゲームも並んでいます。

さらに写真なども飾られていて、一人でふらっと来て、何もせずにぼーっと過ごすだけでも楽しめる空間でした。

そして、このラウンジでうれしいのが、ドリンクやお菓子を部屋に持ち込めることです。

お気に入りのカクテルを作る。
お菓子を少し盛る。
気になる本を持つ。
そして部屋に戻って、ゆっくり一人時間を過ごす。

飲み物をおかわりしたくなったら、またラウンジへ行く。

そんな楽しみ方ができます。

ナガタニ

子連れだと難しいけどね!

ラウンジの営業時間は6:30~23:00と限られているため、利用できる時間には注意が必要です。

正直、今回に関しては子どもを寝かしつけて、大浴場に行って、戻ってきたころには、もうラウンジの営業が終わっていました。

思う存分楽しめなかったのは、かなり心残りです。

早めに入浴を済ませて、夜はラウンジでお酒を楽しむ。
そんなスケジュールが理想ではあります。

ただ、小さい子ども連れだと、これがなかなか難しい。

だからこそ思いました。

花もみじは、1泊では足りない。

ラウンジだけでも、もっとゆっくり時間を取りたかったです。

客室はモダンかつ多機能で充実

「ここのえ」フロアの客室は、入った瞬間にまず広いです。

温泉宿の部屋って、昔ながらの和室をイメージしがちですが、ここのえの客室はかなりモダン。
落ち着いた雰囲気がありつつ、設備も新しく、かなり快適でした。

一段下がったリビングエリア
シモンズ社製のベッド

ベッドが並ぶスペースの奥に、くつろげるリビングスペースがあります。
このリビングスペースが一段下がっている構造になっていて、その段差に腰掛けることもできます。

ちょっとしたことなのですが、この段差があることで空間が分かれて見えるんですよね。
部屋全体にメリハリが出て、より洗練された印象を受けました。

段差部分にはダウンライトも仕込まれていて、間接照明のように足元が照らされるのも良かったです。

テレビはREGZAの75インチ。

圧倒的なサイズ感です。

もちろんYouTubeなどにも対応しているので、子どもにとっては結局YouTubeを見る機械となりました。

ただ、ちょうど宿泊日がW杯の日本戦の日でした。
そのためチェックアウト時間まで、大画面で迫力ある試合観戦をすることができました。

これはこれで、かなり贅沢な時間でした。

今回は使いませんでしたが、シャワーブースのシャワーヘッドはReFa。
さらに、Bang & Olufsenの「Beolit 20」というスピーカーも置いてありました。

ここでお気に入りの音楽を流しながら、ラウンジから持ってきたドリンクを飲んで、ゆっくり過ごす。
大人だけで泊まりに来たら、さらに楽しめること間違いなしです。

ナガタニ

子連れでも最高。でも大人だけなら、もっと最高かもしれない。

温泉最高。3種の大浴場と貸切風呂

花もみじの大きな魅力のひとつが、やはり温泉です。

大浴場だけで3種類。
さらに貸切風呂も3種類あります。

当然のことながら、1泊2日では全て入りきれませんでした。

風月|最上階から定山渓を一望できる大浴場

最上階12階にある大浴場「風月」は、定山渓を一望できる景色が最大の特徴です。

内湯は横に広く、大きな窓の向こうに定山渓の景色が広がっています。

そして露天風呂は、かなり開放感があります。
胸のあたりまでの塀があり、立ってふちの方まで歩くと、大パノラマが見渡せます。

周りのホテルの屋上も見下ろせます。笑

大浴場 男湯の入り口

地味にうれしかったのが、タオルが備え付けであること。

部屋からタオルを持っていく必要がなく、使い終わったらその場で回収できます。
これは温泉宿として、かなり大きなメリットだと思います。

子連れだと荷物が多くなりがちなので、タオルを持ち歩かなくていいだけでだいぶ楽です。

もみじ湯|今回は入れなかった庭園風の大浴場

「もみじ湯」は、日本庭園を思わせる露天風呂が特徴の大浴場です。

男女入替制で、夜は女性、朝は男性という時間帯でした。

今回は朝風呂に「風月」へ行ったため、残念ながらもみじ湯には入れませんでした。

写真や案内を見る限り、露天風呂の雰囲気がかなり良さそうだったので、次回はぜひ入ってみたいです。

鹿の湯|今回一番おすすめしたい大浴場

今回、一番おすすめしたいのが本館「鹿の湯」の大浴場です。

これは花もみじの本館側にある施設で、日帰り入浴も行っている大きな温泉施設です。

なにより湯船の種類が豊富。
そして、どの湯船も広い。

まず浴室の扉を開けると、階段で下に降りていきます。

これからどんなお風呂が待ち受けているのか。
謎の高揚感があります。

浴室内に階段があるところ、個人的に好きです。

鹿の湯 男湯入り口

浴室内には、ひとつひとつが広々とした湯船が3つあります。

・35~37℃の仏の湯
・39~41℃の傷の湯
・42~44℃の熱の湯

温度帯の異なる浴槽を行き来することで、交代浴を楽しむことができます。

浴室内には、おすすめの入り方やセットも掲示されていました。
これを見ながら入るだけでも、かなり楽しいです。

この異なる温度を行き来する「交代浴」に力をいれているようで、特設サイトもありましたので、
詳しくは、鹿の湯公式サイトの「交代浴」紹介ページも参考になります。

鹿の湯公式サイト「交代浴」の紹介ページ

「鹿の湯」という名前は、野生の鹿が傷を癒やすために使っていたという言い伝えに由来しているそうです。
泉質はまろやかで、身体にじんわりなじむ感覚がありました。

さらに水風呂も2種類あります。

・7~9℃の痺れ水
・14~16℃の癒し水

痺れ水は、いわゆるグルシン。
沢の水をキンキンに冷やしており、慣れた人でないと入るのは難しそうな水風呂でした。
私も今回は残念ながらチャレンジできず。

もう一つの「癒し水」は、16度くらいの入りやすい温度感。

通常の水道水を冷やした水風呂は、冷たさの刺激が強いことがありますが、ここの水風呂は沢の水を使っているためか、肌当たりがかなりまろやかでした。

温度ほどの刺激を感じず、やわらかい感覚に包まれながら身体を冷やすことができます。

個人的に一番おすすめだったのは、

癒し水

仏の湯

このコンボです。

水風呂のあとに、自分の体温に近いような温度のお湯に浸かることで外気浴と同じような効果を得られ、サウナの「ととのい」に近い浮遊感を得られます。

ナガタニ

これはかなり気持ちよかった。ずっと入っていたくなるやつです。

貸切風呂|子連れならかなりおすすめ

貸切風呂も3種類あります。

今回、私たちが利用したのは大浴場と同じ12階にある「天の湯」です。

庭園のような入口を抜けて脱衣所に入ると、3人家族には十分すぎる広さでした。

こちらもタオル、シャンプー、保湿類はすべて備え付け。
子ども用にベビーシャンプーもありました。

さらに、あひるのおもちゃも置いてあり、子どもがかなり気に入って遊んでくれました。

浴槽はかけ流し。
洗い場も広く、最上階の展望を生かした窓から見える景色も最高です。

予約枠は1時間で、料金は2,000円ほどでした。
プランによっては貸切風呂の利用が組み込まれているものもあるようです。

予約枠の間には清掃時間もあるため、実際に利用していても慌ただしさはありませんでした。
子連れで温泉を楽しむなら、貸切風呂はかなりおすすめです。

子連れで大浴場が不安な場合は、貸切風呂を予約しておくとかなり安心です。
タオルやベビーシャンプーもあり、荷物を最小限にできるのも助かりました。

サウナレビュー|鹿の湯のサウナは想像以上にストロング

今回、何より一番衝撃を受けたのがサウナでした。

正直、鹿の湯のサウナは完全にノーマークでした。
しかし実際に入ってみると、かなり力が入っています。

そして、なかなか他では味わえない「ストロングなサウナ」でした。

男湯は4段のスタジアムサウナ。
温度は、ほぼ100度。

最近なかなか見ない高温サウナです。

入った瞬間はカラカラに乾いていて、

「まさかのストロングスタイルか」

と驚きました。

ところが、それも束の間。

オートロウリュが始まりました。

このオートロウリュ、毎時3回あるようです。
20分に1回という、かなり良いペース。

そして何より、水量がすごい。

シャワーくらいの勢いで、サウナストーンに垂直に水が落ちていきます。
時間にして10秒以上は出ていたでしょうか。

その勢いでストーブにかけたら壊れてまう!
と心配になるくらいの水量でした。

ジューッという蒸発音が、どんどんサウナ室内に広がっていきます。

入った瞬間は乾いていたと思った空気が、あっという間にうるおいはじめました。
それと同時に、急激に上がる体感温度。

これは……。

痛い。

まるでサウナの聖地「しきじ」の薬草サウナのような感覚です。

皮膚に触れる空気のすべてが痛い。
ちょっとでも動こうものなら、その風圧が熱風となって肌を突き刺してきます。

まったく事前情報なしで入ったため、うかつにも最上段に座っていました。

あとあとHPを確認すると、最上段は「修羅席」と呼ばれているそうです。うかつに座ってはいけません。

あまりの熱さに、慌てて逃げ出すように外へ出ましたが、
その動きすら、激痛。

さらに歩くたびに、足の裏も痛い。

終わってから気づいたのですが、ここのサウナ室には、お尻に敷く通常のサウナマットのほかに、足裏用のサウナマットも置いてありました。

つまり、足の裏も保護しないと高温すぎるということです。

ナガタニ

足裏用マット、先に知りたかった……。

表面はカリカリに焼けたものの、身体の内部まではまだ温まっていない感覚でした。
そのため、水風呂は一度スルーして、シャワーで体を冷ましました。

もう一度、今度はちゃんと準備して入ろう。

そのためには丸腰ではいけない。

そう思い、2種類ある水風呂のうち「癒し水」で水通しをしてから向かうことにしました。

5秒くらいサッと浸かるのが限界かなと思っていたのですが、この沢の水を使った水風呂がまさに癒し。

体中がやわらかい感覚に包まれ、熱された皮膚表面をやさしく冷ましてくれました。

2セット目は最上段ではなく、2段目で無理をせず座りました。

これならじっくり楽しめる。
そう思ったのですが、まだ足裏マットの存在に気づいていません。

結果、足裏の熱さに耐えかねて、5分ほどで離脱しました。

今回はグルシンの水風呂には入りませんでしたが、癒し水の癒し力はすばらしかったです。

1分以上ゆったり水風呂に浸かることができ、露天エリアのととのい椅子でしっかりととのいました。

鹿の湯のサウナはかなり高温で、オートロウリュ時の体感温度も強烈です。
サウナに慣れていない方は、無理せず下段から利用するのがおすすめです。足裏用マットも忘れずに。

夕食|コース料理も子ども用メニューも満足度高め

夕食会場は、プランごとに分かれているようでした。

私たちが宿泊したのは平日夜だったこともあり、会場内は混雑していませんでした。
案内されたテーブルも広く、子連れでもゆったり過ごすことができました。

食事処 もみじ堂の入り口

大人はコース料理です。

メインの和牛しゃぶしゃぶは、しっかり満足感がありました。
そして個人的にかなり良かったのが、とうもろこしの釜めしです。

ご飯はバターライスのような味わいで、とうもろこしの甘さと相まって、北海道感が満載。

これはかなり好きでした。

子どもには、最初にワンプレートのお子様ランチを出していただけます。

このお子様ランチのハンバーグも、かなりクオリティが高かったです。

子どもが残した分を、大人がしっかりいただきました。
こういう時だけ、子どもの食べ残しがありがたい。

全体的に、夕食はかなり落ち着いて楽しめました。

「豪華すぎて疲れる」というより、ちゃんと満足感がありつつ、子連れでも過ごしやすい食事時間だったと思います。

朝食|海鮮丼・ラーメン・スープカレーで北海道感満載

朝食会場は、夕食と同じ場所です。

夕食時には閉じていたエリアに、ビュッフェスタイルで料理がずらっと並んでいました。

朝食で良かったのは、自分で作れる北海道メニューが多かったことです。

・自分で作れる海鮮丼
・自分で作れるラーメン
・自分で作れるスープカレー

このあたりは、北海道旅行の朝食としてかなり満足度が高いです。

好きな具材を好きな量で乗せられるので、朝から北海道感をしっかり楽しめます。

もちろん飲み物は牛乳。

北海道で飲む牛乳は、なんとなくいつもよりおいしく感じます。

さらに、席と席の間に十分なスペースが確保されていたのも良かったです。
子連れだと、隣の席との距離が近いだけで少し気を使います。

その点、花もみじの朝食会場はゆとりがあり、かなり快適に過ごすことができました。

子連れで泊まって感じたこと

今回は、3歳の子どもを連れた家族3人での宿泊でした。

子連れ目線で見ても、花もみじはかなり過ごしやすい宿だったと思います。

まず、やはり貸切風呂がありがたいです。

もちろん部屋のシャワーでも十分ではありますが、せっかく温泉宿に来たなら、子どもと一緒に温泉を楽しみたいところ。

大浴場だと周りに気を使う場面もありますが、貸切風呂なら家族だけで入れます。
必要なものもそろっているので、そこまで手間なく温泉を楽しめました。

特にタオルが備え付けで使えるのは、本当に助かります。

子どもを拭く。
自分も拭く。
使い終わったタオルはその場で回収。

この流れができるだけで、片付けの手間がだいぶ減ります。

また、館内も広く、昔ながらの温泉宿の風情があちこちに残っています。

今回利用しませんでしたが、北海道名物のシメパフェが楽しめるラウンジもあり、そこでは卓球も楽しめるようでした。

案内には「温泉卓球」と書いてありましたが、外から見るとおしゃれなカフェ風の内装。
浴衣でピンポンする昔ながらの温泉卓球というより、ちょっとバーのような雰囲気でした。

そして、ここのえラウンジにはお菓子やジュースもあります。

子どもの機嫌を損ねる暇がありません。

ただし、ここは親の制御の見せどころです。

お菓子がある。
ジュースがある。
しかも自由に取れる。

どこまでも甘やかすと、大変なことになります。

ナガタニ

子どもにとっては天国。親にとっては自制心を試される場所。

それでも、子どもは終始うれしそうでした。

部屋は広い。
館内はきれい。
貸切風呂もある。
食事も子ども用メニューがある。

子連れで泊まっていて、大きく不便に感じる場面はほとんどありませんでした。

気になった点|1泊では時間が足りない

あえて気になった点を挙げるとすれば、これは逆説的なのですが、

1泊では時間が足りない。

これです。

花もみじのチェックインは15時、チェックアウトは10時です。

さらに帰りに札幌駅までの無料送迎バスを利用する場合、10時にはホテルを出発します。
そのため実質、9時45分ごろには荷物をまとめてロビーにいる必要がありました。

もちろん、ロビーにもラウンジがあり、ドリンクやわらびもちなどを楽しめます。
お土産屋も本館「鹿の湯」と花もみじ、それぞれにあり、見ごたえがあります。

ただ、ここのえラウンジ、大浴場、貸切風呂、食事、サウナ、館内施設。
これだけ楽しめる要素があると、1泊ではどうしても駆け足になります。

実際、私はもみじ湯に入れませんでした。
ラウンジももっとゆっくり楽しみたかったです。

さらに定山渓温泉エリアでは、時期によってイベントも開催されています。

今回の時期は、灯籠を使ったライトアップイベントが行われていました。
夜に温泉街を歩きながらライトアップを楽しむイベントです。

大人だけなら、風情もあって楽しめたかもしれません。

ただ、子連れだと少し厳しいかなというのが正直なところでした。

また、周辺には思ったよりも廃業したホテルのような建物もあり、温泉街全体としては、ものすごく活気がある雰囲気ではありませんでした。

ライトアップ自体はきれいだと思います。
ただ、夜に子どもを連れて外を歩き回る気分にはあまりならなかったです。

それより何より、花もみじの館内設備が充実しています。

そのため、周辺観光はあまり期待しすぎない方がいいと思います。

神社などもありますが、箱根温泉や草津温泉のように、温泉街の中にお店がたくさん並んでいて、歩くだけでにぎわいを楽しめる、というタイプの温泉地ではありませんでした。

札幌までも片道1時間ほどかかります。

一度宿に入ったら、チェックアウトまでは宿で満喫する。
これが定山渓での過ごし方としては一番良い気がします。

だからこそ、定山渓エリアで宿を選ぶ場合は、宿そのものの設備や滞在の楽しさを重視した方が満足度は高いと思います。

定山渓温泉は、周辺観光を詰め込むよりも「宿でゆっくり過ごす」方が満足度が高いと感じました。
花もみじは館内設備が充実しているので、早めにチェックインして宿時間を楽しむのがおすすめです。

まとめ|花もみじは1泊では足りないほど満足度の高い宿でした

今回の定山渓温泉 花もみじでの1泊2日。

正直に言えば、時間がまったく足りませんでした。

これは朝食後からチェックアウトまでの間に、W杯の日本戦を大画面で観戦してしまった影響もあります。
本来であれば、その時間でもう一つ大浴場に行けたわけですし。

ただ、この「物足りないくらい」が、ちょうど良かったのかもしれません。

もう少しラウンジでゆっくりしたかった。
もみじ湯にも入りたかった。
サウナももっと攻略したかった。
館内の施設も、もう少し楽しみたかった。

そう思えるからこそ、また泊まりたいと強く感じました。

花もみじは、ラウンジや温泉、サウナ、食事など、宿の中で楽しめる要素がかなり豊富です。

特に「ここのえ」プランは、専用ラウンジが使えることで滞在の満足度がかなり上がります。

子どもがもう少し大きくなって、少し自由がきくようになったら、また泊まりたいです。
もちろん、今回の3歳子連れでも大きな不便はほとんどありませんでした。

定山渓温泉で、子連れでもゆっくり過ごせる宿を探している方。
温泉・サウナ・ラウンジをしっかり楽しみたい方。
札幌旅行の初日や最終日に、少し贅沢な温泉宿を入れたい方。

そんな方には、花もみじはかなりおすすめできる宿でした。

定山渓温泉で、子連れでもゆっくり過ごせる温泉宿を探している方は、花もみじの空室や宿泊プランを一度チェックしてみてください。

時期によって料金や空室状況は変わるので、旅行日程が決まっている場合は早めの確認がおすすめです。

ナガタニ

1泊でも最高。でも、できれば2泊したい宿でした。

今回の北海道旅行では、ほかにも子連れで楽しめるスポットを巡ってきました。

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管理人プロフィール

アラフォー・3歳児子育て中の会社員。

「実際に体験したことだけを書く」をモットーに、子連れ旅行・クレジットカード・ポイント活用・暮らしのお得情報を発信しています。

ホテルに泊まれば実際に泊まり、カードは自分で申し込み、サービスは自分で使ってから記事を書くのがこだわりです。

このブログでは「一番おすすめ」を押し付けるのではなく、実際に使って感じたメリット・デメリットや、迷った過程も含めて正直に紹介しています。

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