おっさんの節約方法。 ～千里の道も一歩から～

その為にできることは、宝くじで一等を当てるか、地道に資産を作るか、のどちらかです。(競馬でも可)

千里の道も一歩から。
今すぐに退職は出来るはずもないのですが、だからと言って何もしないと一生このままなので、少しでも貯金額を増やせるよう、日々節約を意識し始めました。

削るべきは、少額の買い物

節約しよう！って思い立つと、大体まず大きなことを我慢しがちです。

ちょっと洋服買うの辞めよう。
あのゲーム買うの辞めよう。
サブスクは全部辞めよう…！

間違ってはいないですし、正解だと思います。
ただいきなりここから手をつけると、溜まりゆくストレスに対処できず、結果三日坊主になりかねません。

なので、まずは細かい出費を辞めます。

洋服を買うのは我慢するのに、ランチタイムのコーヒー１杯は我慢していないこと、ないですか？

これがいわゆるラテマネーというやつです。
一回の消費が少額なので大丈夫と思いがちなのですが、当然チリツモです。
月、年と見ていくと……

という考え方も、私はあまり好きではありません。
一日250円を平日毎日飲んだとして、月22日と計算したら250×22で5500円。

飲み会一回分じゃん。
洋服１、２着我慢すれば良いじゃん。

なんだ意外と大したことない、と思ってしまうんです。
人間なんで弱っちいので、いかようにも都合のよい解釈をしてしまうのです。

怖いのは、習慣化

少額の買い物で怖いことは、その買い物が習慣化することです。

私は平日ランチはファミマで塩むすびと惣菜パン一つです。
塩むすびはおにぎり50円引きクーポンを使って50円。
惣菜パンはその週にファミペイボーナス20円還元がついているパンを食べます。
なので、5日間メニュー一緒です。

もちろんきっかけは少しでも安く上げたいから。
しかしながら、これに必ずアイスコーヒーと菓子パンというおやつタイムがついてきます。

アイスコーヒーもSサイズ回数券買っているので安くあげる努力はしていますが、このおやつタイムを辞められないのです。

「昼をしっかり食べて満足度上げればおやついらんやろ」と思ったこともありましたが、どうしてもおやつタイムは必要でした。

業務が一段落したタイミングで、ファミマに向かうのです。

これが、習慣化というやつです。
ファミマでアイスコーヒーと菓子パンのおやつタイムを挟まないと、次の業務に移れない…。

よほど忙しく物理的にそんな時間取れないという日以外は、ほぼ毎日おやつタイムを取ってます。

原理的には、タバコと一緒なんですね。

一度習慣化すると、抜け出すのは大変に苦労します。
タバコだと躍起になって辞めよう辞めようと言われるけど、コーヒーはそこまで罪悪感がないので、なかなか辞めるキッカケがありません。

人間の習慣化は恐ろしく強いです。
裏を返せば、習慣化さえしなければ、なんの苦労もなくこのコーヒー代はなくなります。

少額決済は罪悪感が少ない

15000円する靴を買う！

これは、さすがにノータイムとはいかないでしょう。
出会ってしまって衝動買いだとしても、実際に購入に至る前に一度や二度は値段をみて考えますよね？

では、喉乾いて150円のお茶を買う。

これは、割とすんなり買ってしまうのではないですか？
しかも夏の暑い日だと自販機でも買いませんか？一日に2回とか3回とか買いませんか？？
（最近の暑さは異常なので全く買うなとは言いませんし、別に水筒持ち歩けというつもりもありません）

このように、支払い額が少ないとストッパーが緩くなりがちです。
そしてついでにあれもこれも･･･となり、気づいたら自分が何をどれだけ買ったかわからなくなっているのです。

先週1週間でコンビニで買った累計額とか、パッとでてきますか？

これを0円！と言えるあなたは立派な節約家です。
まるで厚切りジェイソンです。

おすすめするのは、細かい決済でも、とにかく家計簿をつけること。
スマホアプリでシンプルなものを探し、とりあえずお金を使ったら記録する、という習慣をつけてしまいます。

因みに私の小遣い家計簿に使っているのはMonelyzeというアプリ。
シンプルなので動作が軽く、この手の用途に向いています。

細かくカテゴリーなども作らず、ひたすら食費とその他くらいで支出をつけています。

そうすると、段々その作業が煩わしくなり、買うのを辞めよう！と思う時が来ます。
それを超えると家計簿作業が習慣化してしまい、また無意識に買い物してしまうこともあります。

ただそうなったとき、これまでの利用額が観れます。
この時、先程のように月いくらとかでみるのではなく、カレンダーで眺めることがおすすめです。

すると、いかに自分が毎日お金使っているかがわかります。
そうするとたまには支出0の日を作りたくなったりします。

千里の道も一歩から。とにかく地道に細かい出費を抑えることを習慣化しましょう。

細かいこと気にしすぎると長続きしない

とにかく100%を求めちゃいけません。

家計簿だって抜け漏れ上等。
あくまで家計把握というよりは支出記録作業の習慣化が目的なのですから、いきなり完璧に記録できちゃってたら、このステップいらないですものね。笑

FIREの為に節約！とか思ってしまうのもダメです。
圧倒的無力感しか感じません。

急がば回れ、とはよく言ったものです。

昔っからそんな言葉があるということは、そういうことなんですね。